「それじゃあ、熱帯雨林を守るために私は何かできるんだろうか?」
そんな疑問も浮かぶのではないでしょうか。
立ち止まったままでは何も変わりません。自分ができることに向けて一歩ずつ、わたしたちと一緒に進んでみませんか。
何も知らずにパーム油を食べ、無意識のうちに環境破壊の加害者になってしまっている私たちの最初の一歩は「知ること」です。
ボルネオの現状を知る。パーム油が作られる過程を知る。パーム油が含まれる食べ物について知る。日常の生活と熱帯雨林の破壊につながりがあることを知る。点と点の知識がつながって線になれば、「知る」ことは卒業し、日常生活で「意識する」ようになってきます。
食品表示のラベルを確認したり、環境関係のニュースをネットや新聞、テレビで何気無く追いかけたり。書店で環境問題のコーナーに立ち寄ってみるようになったり。昨日は何気無く食べていた食べものについて「この商品の材料はなんだろう」「どこから輸入されてくるんだろう」、そんなことを考えるようになってきます。
パーム油がどんな商品に入っているかを知り、また環境に配慮したパーム油があることを知れば、手に取る商品の選び方や種類が変わってくるようになります。無意識の加害者ではなく、意識する消費者になるために「行動する」ようになってきます。
食品の背景を知り、自分が食べたいと思うものを買うようになる。気になったことは企業に直接問い合わせてみるようになる。環境問題が気になるけど自分ではなかなか動けないから、応援したいNPO法人を探して寄付してみる。そんな風に行動する人が増えてくれば、社会は確実に変わります。
消費者は変わることができる。そして消費者が、より正しい商品、正しい企業を選ぶ姿勢が企業の考えや活動を変えます。ひとりひとりが意識的に知り、行動すること。それがやがて社会を変えていくことにつながるのです。