ゾウとサイのためのグローバルマーチは毎年世界約130か所で行われています。2019年11月16日(土)に、東京でも第6回目のグローバルマーチを神田淡路町の複合施設「ワテラス(WATERRAS)で開催しました。
ゾウもサイも生息地の減少や密猟などで、絶滅の危機に瀕しています。
彼らが暮らしているのは日本から遠く離れた場所ですが、絶滅を招く原因を作っているのは象牙や犀角(サイの角)を消費している国々です。象牙の国内市場を閉鎖する国が増えている中で、国内市場をいまだに開いている日本は、象牙取引の抜け穴になっています。
「象牙のハンコは作らないで」「ゾウを殺して採る象牙ではなく、生きているゾウの糞から作るうんこペーパーを利用しよう」「ゾウと共生できる世界を」などなど様々なキャッチコピーで認定NPO法人アフリカゾウの涙、国際環境NGO Wild Aid、象のUNKO☆elephant paper、NPO法人トラ・ゾウ基金、BCTJなど複数の団体が訴えました。
このイベント、例年は上野公園で行っていました。賑う週末の公園内をたくさんの参加者と一緒にマーチしていたですが、理由がはっきりしないまま今回は公園での使用許可が下りず、場所を変更せざるをえない状況でした。お茶の水から秋葉原の道路使用許可も下りず、マーチできません。そこで人間の代わりにゾウやサイたちの折り紙167体が静かに訴えました。
野生動物たちは自分たちで声をあげたり行動することはできません。いつの間にか、ひっそりと姿を消してしまうのです。
だからこそヒトががんばらなくては!