*画像は記事とは関係ありません。
ブルラン地区の保安林で雄のボルネオゾウが捕獲され、近いうちに遠方の保安林に移される予定であるというニュースが2018年7月20日のBORNEO POST onlineに掲載されていました。
ブルラン地区のウルマナッドでは、人間とゾウの衝突が2015年11月ごろから問題になっていました。
アブラヤシプランテーションにゾウがやってきて、パームの幹を食べてしまうのです。この地区のゾウによる農業被害は、年間20万リンギット(日本円で約540万円)程と推計されています。
今回捕獲されたゾウは、問題になっていた群れのうちの1頭です。2週間の追跡ののち、NGO団体のフォレスト・トラストとIJMプランテーションの協力により捕獲できた、とサバ州野生生物局は発表しています。
まだ地区には3頭のゾウが残っているそうです。無事に捕獲・移動され、円満に解決されることを願っています。
文責:近藤巧(インターン)