お知らせ

写真集 『Back to the Wild 森を失ったオランウータン』が発売

巨大なパームオイル産業の陰に生きるオランウータンの孤児たちがトラウマを乗り越え、木登りを学び、森で生きる力を取り戻していく。自然と文明の境界に生きる野生動物の再起を追ったドキュメンタリー写真集。

ネイチャーフォトグラファーとして活躍する柏倉陽介氏が、ボルネオ島のオランウータン保護施設『セピロク・オランウータン・リハビリテーションセンター』で撮り下ろした写真集が発売されました。施設で懸命に生きるオランウータン孤児の様子、美しい熱帯雨林や野生動物、アブラヤシプランテーションが広がる景色など、私たちの生活を支えるパーム油生産の背景に潜む環境問題や生物多様性保全の問題を考えることのできる一冊です。

本書の売り上げから印税として著者に支払われる全額と本の売上金の一部がセピロク・オランウータン・リハビリテーションセンターに寄付されます。

『Back to the Wild 森を失ったオランウータン』 ¥1,980(税込)
*以下のサイトからサイン本もご購入可能です。
https://www.bokenbooks.com/items/84184866

著者柏倉 陽介
1978年、山形生まれ。撮影分野は自然風景、野生動物、人物、文化、環境問題など多岐にわたるネイチャーフォトグラファー。米国立スミソニアン自然史博物館、ロンドン自然史博物館、国連気候変動枠組条約締約国会議にて自然や環境をテーマとした作品を展示。ナショナルジオグラフィック国際フォトコンテスト、ワイルドライフフォトグラファー・オブザイヤー、レンズカルチャーなど主要な国際写真賞に入賞し、国際モノクローム写真賞では審査員を務める。

近年は、趣味のDIYで日本最北の礼文島空き家を改装し、第二の撮影拠点にしながら、星空鑑賞区を作っている。弊書編集の寺倉力氏と、山と共に生きる人々をテーマにした「Because it is there…」を14年にわたり登山誌にて連載している。

本書に寄せて
アウトドアマン(株式会社エイアンドエフ会長)赤津孝夫
地球上から東京都と同じ面積の森林が、1週間ごとに開発され消え続けているといいます。森林に住むオランウータンが絶滅危惧種になった原因は、農地開拓、違法伐採、密漁、地球温暖化による生息環境の変化などで全て原因は人によるものです。絶滅危惧種になっているオランウータンの命運は、そのまま人類の未来に繋がるシンボルといえます。

持続可能な生活を築いていく上で、オランウータンを見守る活動に協力することは一人一人のライフスタイルを考え直すきっかけになります。

出版元
『A&Fブックス』
会社名:株式会社エイアンドエフ
所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿6丁目27番地56号 新宿スクエア

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