一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル様のご協力で、未来ショッピングのクラウドファンディングに挑戦しています。
未来ショッピング:熱帯雨林をより早く再生させるしくみをつくり、いのちが輝く豊かな森を取り戻したい!
プロジェクト概要
私たちが熱帯雨林再生に取り組むボルネオ島北部のキナバタンガン川流域は、長く荒地となったままの土地が広がっています。
植物の成長が早い熱帯ですから、放っておいてもいつかは森に戻るかもしれません。でも自然の回復を期待していては50年、100年という期間はあっという間に過ぎてしまいます。そんな悠長な時間は、私たちに残されていません。
そこで熱帯雨林ができるだけ早く回復できるようなきっかけ作りをしたい!と考えました。
植物の成長で時間がかかるのは、タネから芽が出て、一定の大きさまで育つ部分です。自然環境の中では、荒地でたまたま動物がフンをしてその中に未消化のタネが入っているとか、別の場所からタネ風に乗ってその荒地まで飛んでくるといった偶然が必要です。
さらに成長の過程で他の植物との生存競争に負けてしまえば苗が大きく育たず、枯れてしまうでしょう。こういった過程を長い年月で何千回、何万回と繰り返した結果、荒地が森に戻っていくのです。
「苗が一定の大きさに育つまで」の部分を植林と育林の活動で支えることで森が回復するしくみをつくることができれば、熱帯雨林再生のサイクルが早まります。そこで計画的な育苗を行うのに不可欠な育苗小屋の建設費用を集めるクラウドファンディングに挑戦することにしました。
未来ショッピング:熱帯雨林をより早く再生させるしくみをつくり、いのちが輝く豊かな森を取り戻したい!
森を再生して増やす取り組み
今回のプロジェクトは、緑の回廊を増やすために森を再生して増やす取り組み。キナバタンガン川流域ではかつて行われた森林伐採やプレンテーション開発の失敗による「森でもプランテーションでもない」不毛な荒地があちこちに広がっています。植林すれば森が戻るだろうと安易に考えがちですが、これがなかなかに難しいのです。ベストな植林活動を行うためには
・植林・育林地周辺の熱帯雨林を念入りに調査し、
・「成長が早い」「水没しても腐らない」「動物が好きな果実がなる」といった特徴を持つ種類の樹種を選択し、
・森の中からタネを採集して苗を一定のサイズに育て、
・衛星写真やドローンといった技術を駆使しながら、計画的に植林を行い
・苗が順調に育つように雑草を定期的に刈るなど地道なメンテナンスを数年単位で施していく
ような「熱帯雨林再生のスピードが早まる」しくみを確立することが重要です。キナバタンガン川流域が再び過去のように鬱蒼とした熱帯雨林に囲まれ、たくさんの動物たちが自由を謳歌する姿を取り戻したい!と思っています。
今回は、計画的な育苗を行うために不可欠な育苗小屋の建設費用を集めるクラウドファンディングに挑戦することにしました。
育苗小屋の設計図はこちらです。
現在は簡易的な施設での育苗を行なっているため、小規模な活動に制限されています。
30年後の豊かな熱帯雨林を支える、希望の苗です。
動物たちの生きる場所をつくり、いのちを未来につなげるためのプロジェクトに育てていきます。応援をよろしくお願いいたします!