2019年4月11日、フクラシア東京ステーション会議室にて「持続可能なパーム油ネットワークネットワーク(Japan Sustainable Palm Oil Netwok: JaSPON)」設立を記念したプレスカンファレンスが行われました。
はじめにJaSPON事務局を務めるWWFのパーム油担当である南様から、パーム油の持つ環境面での課題と、解決のための「持続可能なパーム油」に取り組む世界の動向などが話されました。
続いて、初代会長のイオン株式会社三宅様がJaSPON設立の趣旨を説明しました。JaSPONは
「会員間の情報共有、意見交換、その他の活動を通じて、RSPO認証の持続可能なパーム油の調達と消費を産業界全体に促すこと」
が目的です。世界の潮流を踏まえ、個別の企業ではなく日本の産業界がまとまってパーム油のことを考える、実行する段階になったことを踏まえ、JaSPONという組織が設立されます。
現在は持続可能、責任ある消費・調達が求められる社会です。パーム油について、日本は他国に遅れを取っている状況があり今回有志が集まってスタートすることになりました。現在の社会課題は様々なセクターのステークホルダーが関わらないと解決できません。JaSPONの設立メンバーもそれが反映されています。
カンファレンスの後半は、サラヤ株式会社、太陽油脂株式会社、味の素株式会社の3社がどのようにパーム油、RSPOと関わっているかについての事例を方向し、サラヤ株式会社の取締役でBCTJの理事でもある代島氏はボルネオの状況やBCTJの活動についても説明しました。
BCTJもJaSPON発足メンバー、理事としてとして名を連ねます。環境NGOからの視点で環境配慮型のパーム油普及に取り組んでまいります。