8月上旬、事務局にとても嬉しいメールが届きました。ぜひみなさんにも小さなサポーターの素晴らしい活動を知っていただきたいと思って保護者の方にご連絡をしたところ快く掲載のご了解を得ましたので、ご紹介いたします。
キッズサポーターの大岩凪です。小学3年生です。
ぼくは、ことしの夏休みの自由研究として起業しました。梅ジュースを販売しています。その時に、お店にボルネオゾウなどの本を持っていって、読んでくれている人がいます。それで、今一人、ボルネオ保全トラストジャパンに毎月きふしてくれる人ができました。まだ一人だけど、もっとボルネオゾウにきょうみを持ってもらえるようにぼくはがんばります。うりあげの一部をボルネオゾウのほごのために、きふする予定です。
凪より。
凪くんのお母さんによると、凪くんはゾウが大好きで初めてのサンタさんにお願いしたのはゾウのぬいぐるみでした。テレビでボルネオゾウのことを大好きになってくれて、以来、寄付のために貯金してくださっているんだそうです。
夏休みの自由課題にお父さんの店の横でテントでお店を開き、保健所や公園にもきちんと申請し、自家製の梅ジュースを販売して100杯以上を売り上げ(!)ているとのこと。売り上げ金をボルネオゾウの保護活動に寄付してくれるだけでなく、お店に寄ってくれたお客さんにボルネオの話をして会員を増やす努力までしてくださっています。
驚いたのはお金に対する考え方です。お年玉などを「Spend(使う)」、「Save(貯める)」、「Share(シェアする)」の「3S」で管理し、Shareの分を「ゾウさん募金」の貯金箱に入れてくれているそうです。いまどきの小学校3年生はこんなにしっかりした考えを持っているんだと、本当に感心しました。
他の社会問題への関心も高く、閉鎖されてしまったスケードボードパークの代わりに新しい場所を作ってほしいと自ら署名活動をしている凪くん。これからの活躍が楽しみです。
彼の素晴らしいアクションの話を聞いて、コロナ禍だからと不満を言っている場合ではない、まだまだやらなければいけないことがたくさんある、と気が引き締まる思いです。
凪くん、本当にありがとうございます!