2021年7月19日(日)にイベント「大自然ボルネオのいのちを守る」を開催しました。毎年のように開催していたジオラマワークショップですが、昨年は中止。2年ぶりの開催となりました。
新型コロナウイルスのため、開催にあたっては事前の綿密な打ち合わせのもとで徹底的な感染対策を施しました。参加人数は例年の半数。材料はあらかじめ分けておき、完全にに個別対応ができるようにしたほか、もちろん消毒も厳重に実施しました。午前と午後で合計31名のこどもたちに参加していただけました。
スタートは館内のアブラヤシを囲んで、城山館長さんによる「パーム油とポテトチップの話」から始まりました。今年から着任された城山館長と前任の久山名誉館長のダブルトークという、贅沢な館内ツアーになりました。
館内ツアー終了後は、教室での熱帯雨林ジオラマ工作へ。参加されたこどもたちは「ボルネオゾウやオランウータンが幸せに暮らせる熱帯雨林の環境」を1時間たっぷりと、夢中で制作しました。スイッチが入った子供たちの集中力にはいつも驚かされます。
工作が終わってから出来上がった模型を集めて、私たちが普段何気なく使っているパーム油の話やボルネオの熱帯雨林の話をしました。開始から2時間が経過しているにもかかわらず、こどもたちは熱心にお話聞いてくれました。
持ち帰ったジオラマ模型を見て、今日聞いたボルネオの話や楽しかった植物館でのことを思い出し、考えてくれるといいなと思います。(池田泰子)