認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパンは、緑の回廊プロジェクトのための土地としてキナバタンガン川流域に新たに3区画、合計8.15ヘクタールの熱帯雨林を獲得することができました。
社会情勢が混沌としている現在、特にコロナ禍以後はわたしたちの活動にも確実に影響が及んでいます。こうした状況においても継続していただいているみなさまからのご支援により、今回の土地獲得が実現しました。本当にありがとうございます!
今回の土地は個人寄付者のみなさま、コロネット株式会社ハンティング・ワールド部門様、サラヤ株式会社様のご支援で獲得した3区画です(下図参照)。
場所はキナバタンガン川中流に位置するビリット地区です。集落の対岸には、蛇行するキナバタンガン川に沿って河岸から内陸に向け熱帯雨林が広がっています。キナバタンガン川流域のなかでも特に広大な森が残る貴重なエリアに含まれるこのあたりの土地は野生動物保護区をつなぐ土地でもあり、緑の回廊としても、動物たちの生息域を保つ意味でもとても重要です。
それぞれの土地の名前は図の左から
1.ハンティング・ワールド共生の森4(1.4 ヘクタール)
2.サラヤの森10(4.094 ヘクタール)
3.マレーグマの森(2.656 ヘクタール)
と命名されました。
現地ではすでに、新規の熱帯雨林獲得に向けて現地調査が進んでいます。こちらについても、新しい情報が入りましたらウェブサイトやSNSでお知らせいたします。
わたしたちはこれからも全力でボルネオの生物多様性保全・自然環境保護に取り組んでまいります。今後ともボルネオの熱帯雨林を守り動物たちのいのちを未来につなぐ活動へのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
BCTJでは緑の回廊プロジェクトのほか、さまざまなボルネオでの生物多様性保全、自然環境保護活動を行っています。ぜひ会員やサポーター、ご寄付でご支援をよろしくお願いします!
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